回想
雪の降る街
目を閉じればあなたのことばかり
つまんないとこだねって
何でも無いように言うあなたに
将来に何になりたい?なんて
陳腐な質問をしたくなったよ
ねえ、どこにある?
答えは一生見つからないのかな
知らない英語の歌が街にかかっているね
あなたは今何を考えているのかな
明日も息をして
明日もどこかへ歩いて
明日も暢気に笑って
明日も私に会いに来て
嘘の話の続きを聞かせてよ
雪の降る街
目を閉じればあなたのことばかり
つまんないとこだねって
何でも無いように言うあなたに
将来に何になりたい?なんて
陳腐な質問をしたくなったよ
ねえ、どこにある?
答えは一生見つからないのかな
知らない英語の歌が街にかかっているね
あなたは今何を考えているのかな
明日も息をして
明日もどこかへ歩いて
明日も暢気に笑って
明日も私に会いに来て
嘘の話の続きを聞かせてよ
嘘を言う事で保つこの関係に
どんな名前 つけようか
幸せになってと言った夜
きみはどんな顔をしていたの
煙みたいに全部消えちゃう前に教えてよ
きみのこと 誰よりも大事に思っているぼくに
泣いてばかりいないで全部教えてよ
きみのこと 誰よりも愛しているこのぼくに
僕には明日なんて永遠にこないけれど
徐々に明るくなっていく外の暗闇の向こうで
小さく誰かの声がしたんだ
涙は出ないよ
きみはきっと泣いてくれるだろうと思う
遠くの光が揺れているよ
ぼくは静かに目を閉じた
全部お前のためだった
見えかけていたものが
するりと手から抜け落ちたようで
無限の可能性を秘めた将来とやらはどこいった
きみは嘘ばかり言うね
全部嫌になっても
死なないでおくれって 無責任なきみが言うから
ぼくは今でも 今日を変えられずにいるんだ
地獄のようだね この日々は
明日になったって ぼくはぼくのままなのにさ
きみは泣きながら 「死なないでおくれ」って
言うんだ
ぼくが死んだらきみは一体どうする?
ぼくが死んだらきみは一体どうする?
ぼくが死んだらきみは一体どうする?
ぼくが死んだらきみは一体どうしてくれるのかなあ
悲しんでそれでも生きてぼくのことを思い出して
そうしたら 死にたいって 思ってくれるの?
きみの死なないでおくれって言う 力強い声で
死にたいって 言ってくれるの?
優しさで満ちあふれた世界を夢見て
残酷すぎた現実に打ちのめされているのだよ
ぼくは未だ生きている
きみは未だ生きている
ぼくは未だ耳を塞いでいる
きみは未だ死なないでおくれって そうやって 謳ってる
きみの声が聞こえなくなって
無意識の中を泳いでいた
見えなくなってゆくんだよ
世界はほら すぐに変わっちゃうのにさ
ぼくだけが置いていかれている
馬鹿な女が横で笑っている
ゆっくり手をのばせばすぐに生温い肌の温度
こんなんじゃ何も分からなくなるもしょうがないな
笑うきみの顔をもう思い出せない
驚くほど簡単に霞んで 簡単に消えてなくなる
そのまま ぼくも
そのままぼくも消えてなくなっちゃえばいいのになあ
きみの知らない音楽を聞いている
一人 部屋の中
ぼくはそうやって生温い生き方に溺れて行く
あきれ顔で悟ったようにさ
彼は死にたいって言うんだ
別に 素晴らしい明日が待ってるなんて
馬鹿みたいなことは言わないけど
人生ってそんな簡単にやめらやれるもんじゃないだろ
このまま生きてたって意味ない とか
虚しくなるようなこと 言わないでおくれ
記憶の片隅で眠り続けていた知らない気持ちがわめきだす
明日の夕飯はなんだろうね
そんなくだらない言葉でどうしようもない不安をかき消そうとしてる
悲しい感情は彼のために
咽ぶような感情は彼のために
「明日も生きてこうよ」
死んだ魚のような眼をして
華麗な転身をしてみせた
震える鼓動を噛み締めて
ただ息を切らせながらも確かに呼吸をしていた
真夜中の恐ろしさを感じていたころ
誰にも言えない秘密に胸を焼かれ
不安定な優しさに殺されるのだということがわかった
色違いのいびつな感情は
いつか世界まで塗り替えてしまうのかもしれない
それでも多分 優しい人はこの世界から決していなくはならないし
単純に悲しいと思う心だって人からはなくならないのだろう
それがとても虚しく
それがとても嬉しく
ぼくはそうしてまた来年の誕生日に期待するのだ