詩と写真

ファインダーの向こう
見ている世界は同じはずなのに
知らない景色

夢の中のようだ
すべてが曖昧になって
感情も希薄になる

記憶は長くは保たないから
こうしてシャッターを切る
同じ毎日を同じだと思いたくないのだよ
本当はすべての景色が美しいのにね

生きる世界が脈打つの感じる
ファインダーの向こうで
あなたが笑っている
こんな幸せな時間も
いつかは終わってしまうんだろう
記憶はあまりに曖昧で
緩やかに消えていく
だから私はシャッターを切って
瞬間を永遠にするんだ

どこかで見た景色
緩やかに思い出している

彼はいつだって笑っていたけれど
視界に映ったって
現実味なんて無くて

ああ、
なんだか綺麗な言葉ばかり
並べてしまうな

許されざる存在なのは
誰でもないのかもしれないな
彼の口ずさむ歌を思い出すよ
だってさ、
世界はそうやって瞬きをして
緩やかに笑っているんだ
変わり続ける時間の中
それでも緩やかに、曖昧に
わたしの目の前で色づいている

働かない脳みそで
精一杯色々考えては
どこかへひたすら落ちていくようだ

何か言おうと
思ったけれど
うまく言葉に
ならんのだよ

分かってはいるのに
そう簡単には理解出来ない
そんくらいちょっとは考えれば分かるだろう

涙が出そうな情景
いつか夢で見た景色
ぼくはただ叫んでいる
叫び続けている

どうやら
きみは
この世界に
いない
よう


無くなっていく、何かが
いつか空っぽになったら
ぼくは楽になれるのかな

誰か
誰でも良いから
ぼくの全てを許しておくれよ

ぼくの全てを許容しておくれよ

そうやって
叫び続けたって
結局ぼくはまだ息をして
そのことにほっとして
そのことに死にたくなって
目を閉じて
目を開いて

そうやって生きてしまう
そうやって世界に朝が射す

今日もそうやって全部平気なふりをして生きるんだ


「これが夢だったらよかったのに」

埋もれないでよ記憶

忘れないように
ずっと瞼の奥 焼き付けてる

あなたのそうやって笑う顔が見れるならば
もうなんだって投げ出したっていいんだ

この世で一番美しい景色を
今 わたしは見ているのでしょう

この瞬間、時間が止まればいいのに
終わらせないでよ神様
こんなにも美しくて
胸に突き刺さるような情景なのに

ほらそうやってあなたが笑って
世界は確かにまわっていることを知る
景色は簡単にきらめいて
なんだか涙が溢れそうで
ようやくわたしは生きてていいのだと思えたんだ

全てのはじまりみたいな朝
射す光は白く強い

オーディオから流れる古臭い歌
ぜんぶ嘘だったら良いのに

そうやってまた自分をだまして
自分を誤摩化して
多分 安心したいんだろう

鮮やかすぎる音楽が胸を刺す
記憶の中のきみは未だに呼吸をしない
朝の光は今日もこんなにも眩くて
こんなにも美しいのに

mayo-uchimura:

http://aisowarai.nobody.jp/

友達のmayoちゃんが、私の考えた言葉でタイポグラフィしてくれてます〜!!
他にもたくさんタイポしてくれているので、よかったら見てみてください!

彼女のタンブラー:http://mayo-uchimura.tumblr.com/
私のお題サイト:http://aisowarai.nobody.jp/ 

オーロラ、愛をうたっておくれ

毎日が怠惰でもいいんだよ
だって息をするだけで本当は全てが美しいのに

生活感の無い日常
器用に生きにくい四畳半の世界で
聞こえるのは古びたオーディオの憂鬱な歌

いつかのきみは
それでも幸せだと笑ったが
冴えないぼくは夢でも見ているようなんだ

耳に残るハミングが
容易にぼくの胸を刺すので
気付いたら涙が流れていたんだよ
いっそのこと
電車から見つめる夜の風景みたいにさ
街灯の光の優しさに溶けて消えてしまいたい

うまく笑えなくたって
幸せだと思える世界で生きてたいよ

電話越しに聞こえた震える声
ごめんねって もう何回言ったかも忘れてしまったよ
それでも目の前の景色は美しく

ああ、息を止めるのにぴったりの夜

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by Boyce