詩と写真

全てのはじまりみたいな朝
射す光は白く強い

オーディオから流れる古臭い歌
ぜんぶ嘘だったら良いのに

そうやってまた自分をだまして
自分を誤摩化して
多分 安心したいんだろう

鮮やかすぎる音楽が胸を刺す
記憶の中のきみは未だに呼吸をしない
朝の光は今日もこんなにも眩くて
こんなにも美しいのに

mayo-uchimura:

http://aisowarai.nobody.jp/

友達のmayoちゃんが、私の考えた言葉でタイポグラフィしてくれてます〜!!
他にもたくさんタイポしてくれているので、よかったら見てみてください!

彼女のタンブラー:http://mayo-uchimura.tumblr.com/
私のお題サイト:http://aisowarai.nobody.jp/ 

オーロラ、愛をうたっておくれ

毎日が怠惰でもいいんだよ
だって息をするだけで本当は全てが美しいのに

生活感の無い日常
器用に生きにくい四畳半の世界で
聞こえるのは古びたオーディオの憂鬱な歌

いつかのきみは
それでも幸せだと笑ったが
冴えないぼくは夢でも見ているようなんだ

耳に残るハミングが
容易にぼくの胸を刺すので
気付いたら涙が流れていたんだよ
いっそのこと
電車から見つめる夜の風景みたいにさ
街灯の光の優しさに溶けて消えてしまいたい

うまく笑えなくたって
幸せだと思える世界で生きてたいよ

電話越しに聞こえた震える声
ごめんねって もう何回言ったかも忘れてしまったよ
それでも目の前の景色は美しく

ああ、息を止めるのにぴったりの夜

環状線のその向こう
まるで世界の終わりみたいな情景

愛していたはずの優しい言葉も
今となってはただの音になってしまって
緩やかに溶けだしてゆく

この感情の名前を教えて
鮮やかすぎる景色に目が眩むよ
夜がもう明けると言うのならば
お前は一人じゃないからって隣で言って
そうやって全てを見透かしていて欲しい

端正な言語感覚
鋭敏でしょうがないみたいな顔
きみの一番になりたいとオーディオが歌う

ありがちな感情に胸が痛んで仕方ない
毎日を無為に過ごすことに快感を覚えているのかも

音楽を聞いて
目を閉じて
歌詞をなぞって
瞬きをゆっくりとして

世界はそんな簡単な事で
ほんと簡単にきらめいちゃって
ぼくはこの世に生まれた理由をなんとなく考えて
きみの好きだった音楽を聞いている

今も昔も変わりはしない
ただここで揺蕩うぼくときみで
夜も朝も昼も夕も関係ない
ただここで歌をうたうぼくときみで

ただここで生き続けるんだぼくときみで

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by Boyce